株式会社アイアセット

下松市の不動産会社 株式会社アイアセットのブログです。

ガケ上の話を楽しみされていた方、申し訳ありません。
チョット動きが気になっている金利の話を先にさせていただきます。
ということで、ガケ上は次回にします。
すいません。

２月に入って各金融機関の金利が出てきました。
もう少し〇〇なのかなあ・・・・って思ってます。
でも、「超低金利＋超長期返済」の組み合わせで超高額なローンを検討されている方を時々見ます。
良いもの見ちゃったら欲しくなるのはわかりますが、子供の事や将来のことまで考えて欲しいなあ。
今返済できるから将来も返済できるなんてバブルの時からずっと言ってる人いますけど本当なんでしょうか。
以前のブログにも書きましたが、高額なものを買ってもらって喜んでる のは誰と誰と誰なんでしょう？
下の絵のようにならない様、もう一度考えてみてください。

あー返済が重そうですね・・・
低金利時代は終了を迎えそうですので、今はいいですが、将来こんなことにならないようにしてくださいね。



では、冒頭からズバリお尋ねしますが・・・
【返済負担率 】ってご存じですか？

「率って言うくらいだから、返済の割合だろう」って言う方、大正解です！
しかし、この返済負担率、弊社にご来店いただく方の中には、結構勘違いしている方もいらっしゃる様です。

返済負担率とは・・・
計画中の住宅ローン（ボーナス返済も含）と、現在すでに支払い途中である自家用車などのローンをすべて含んだ１年間の合計返済額を、税込み 年収で除した（割り算）したものです。

「税込み年収」ですからね。
税込み年収はお勤め先でもらう＜源泉徴収票＞の赤い四角の所に書いてあると思います。
これです。


では、例を挙げてみますね。

■計算条件
税込み年収：￥5,000,000円
計画している住宅ローン：￥32,500,000円
返済金利：1.1％
返済年数：35年
既に持っている他のローン：車のローンを月々￥30,000円、ボーナス時上乗せ￥50,000円支払い中

まず住宅ローンの返済額を計算してみましょう。
計算方法は割愛しますね。
月々：￥83,723円・ボーナス時上乗せ：￥0円
年間の支払額は￥1,004,676円
※ローンの計算の仕方は、当社の資金計画相談会でお聞きください。携帯電話の電卓アプリで出来ますよ。

次に支払い中の車のローンの１年間の合計額です。
￥30,000×12ヶ月＋￥50,000×2ヶ月＝￥460,000円 （年間支払い額）

という事は、住宅ローンが始まると１年間に・・・
￥1,004,676円＋￥460,000円＝￥1,464,676円
の支払いをするという事になります。

この金額を税込み年収で割り算します。
￥1,464,676円÷￥5,000,000円×100＝29.29％
この29.29％が返済負担率です。

概ね返済負担率は30％程度（厳密には年収によって違う）であればローン審査は通過します 。
良かったですね。
この方通りそうですね・・・

でも、本当に通るかなあ・・・
審査の可不可は、また別の機会にお話しします。

では、返済負担率が29.29％の返済について考えてみましょう。
以下に、各税込み年収別の返済負担率29.29％の返済額 を列挙しました。

税込み年収	１年間の返済額
300万円	￥878,700
400万円	￥1,171,600
500万円	￥1,464,500
600万円	￥1,757,400
700万円	￥2,050,300
800万円	￥2,343,200
900万円	￥2,636,100
1000万円	￥2,929,000

左は税込み 年収です。（何度も言います）

ところで、所得税と言う税金 がありますよね。
社会保険料 と言うのもあります。
住民税 なんてのもあります。

税込み 年収は、これらの所得税等を支払う前と言うか、それらを含む年収なので、実際の手取り額とは違います。
税込み 年収500万円くらいの方は、いろいろ引くと、手取り額は390万円前後 ではないでしょうか。
細かい手取り額は、皆さんわかっていらっしゃるかと思いますが・・・・
そこから、食費、光熱費、教育費、各種保険・・・・・・

上の表を見て・・・

生活できますか？家族で旅行に行けますか？
もしかして・・・・
「金融機関のローン審査に通りさえすれば不動産を買っても大丈夫！！」 って、誰かに言われちゃいましたか？

住宅ローンの金利を1.1％で計算 してみましたが、これから長い住宅ローンを支払っている間に金利はどうなるのでしょう？

子供さんも、ずっと小っちゃいままじゃない ですよね。
車だって壊れます 。
服やカバンだって欲しい ですよね。
ローンで買った家も古くなると補修が必要 ですよね。

楽しく将来を家族と共に過ごすためには、どうすればよいのでしょうか？
「身の丈」 を知る事から始めましょう。
と言う感じの、住宅ローン資金計画相談を当社では行っています 。
高額な不動産を買ってもらうため、高額なローンを通すための資金相談は行っておりません。
不動産販売会社の利益のために、営業マンの成績の為に、あなたの人生を犠牲にしないでください。