アイアセットブログ

山口県下松市の不動産会社 株式会社アイアセットのブログです 。

お待たせしました。
「がけ条例」のお話です。
前回は「ガケの下」 のお話でしたが、今回は「ガケの上」 のお話です。
ご希望にお答えして、ガケ上の絶景写真も用意しました。


ギリシャにある「メテオラ修道院群」の中の「ルサヌー修道院」です。
これもスゴい所に建っています。
GoogleMapのStreetViewで360°カメラで撮影されたものがアップロードされていますのでご覧になってみてください。
周辺の景色も絶景です。
↓ルサヌー修道院はこちら
GoogleMap


さて、前回のブログで、「ガケ上はガケ下ほど大変ではありません」 と書きましたが・・・
対策を打つのに、それほど難しくないと考えてください。
対策費用が少なくて済むとか、そういう話ではありません。

では、ガケ上のイメージです。
高低差が2m以上ある隣接地を持つ、土地の下の図の水色のところには何もしないのであれば建築物は建築できません

※図はクリックで拡大します。

図のように正方形ではなく、もっと隣接地に対して縦長であれば、「庭が広く取れていいじゃん」程度で終わるのかもしれませんが、図のような土地では車庫程度のものしか建築が出来ない事になります。

前回お話ししたガケ下の土地と同じように、水色の部分は自由に利用が出来ませんから、高低差のない周辺の土地価格より安く取引されることになると思います
ガケ条例の適用が無い崖の場合は別ですよ。

でも、ガケ上の場合は、土地を造成等で大きな工事をして触らなくても建物側で対策をすることが出来ます
建築会社によって対策費用は様々だと思います。

さっきの図中の断面図(図の右側)だけ抜粋してきます。
こんな感じです。


杭基礎等で「ガケライン」と呼ばれるラインよりも深い支持層に定着させてやればOK だそうです。
杭基礎等と書きましたが、方法は色々あると思います。
また、建物の重さは、木造・軽量鉄骨造・鉄骨造等々色々ありますし、骨材の量も施工方法によって異なります
建築会社によって、施工方法だけれなく施工費用も、かなり差がある と思いますので、それぞれ聞いてみてくださいね。

がけ上の方が、高低差となっている擁壁を触ることなく建物で対策が打てる ので、ずいぶん楽だと思います。

という事は・・・・
背中側に、非常に背の高い擁壁やガケを背負った「がけ下の土地」は、擁壁を打設しなおす とか、強固な防護壁を建てる とか、建物を鉄筋コンクリート造 にするとか・・・
住宅団地内では、チョット現実的ではないのかなと思います。

ガケ上とガケ下の土地については、高低差の1.5倍 を気にしてください。
結構そのような土地は存在します

さて、2回に渡って「ガケ上」「ガケ下」についてお話してきましたが、【土砂災害警戒区域】 とは違います
自然が作り出す高低差のある急傾斜ではなく、人工物であっても、このガケ条例は適用 されますので、「石積みだから大丈夫」とはいきません。

誤解の無いようにしていただきたいのは、2m以上の高低差があるガケ全てがダメと言う訳ではないのです。

ご不明な点があれば、当社までご相談ください。


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