株式会社アイアセット

山口県下松市の不動産会社 株式会社アイアセットのブログです。

そろそろ梅雨モード になってきたようですね。
週間天気予報見ると、来週からは雨マーク が並んでます。
ジメジメとした季節がやってきます。

その雨マーク。
ネット上の天気予報は沢山の種類がありますが、雨のマークはそれぞれ違います 。
似てても違いますよね。
予報配信会社ごとにデザインしてるから違って当たり前です。

他の会社のデザイン盗んだら、どうなるのでしょう？
相手が気づくまで勝手に使っても良いのでしょうか？
オリジナルを製作した人が気づいて、連絡してきてから修正したので良いのでしょうか？

著作権 って聞いたことあります？
COPYRIGHTとも呼ばれており、Cに丸のマークは良く見ますよね。
今日はそんなお話です。


皆さんがネットで不動産情報見ていて、複数の不動産会社が同じ情報を掲載しているのを見た 事がありませんか？
一昔前だと、ポスティングチラシや広告でも、他の会社の広告で見たものと同じ情報が出てた！ って経験ありませんか？

実は、不動産業って・・・
他人の情報を自分の情報の様に広告しても良い んです！
ビックリ ですね。

でも、情報元の会社は必ずどこかにいます 。
所有者である売主やアパートオーナーから直接依頼 を受けている情報元の不動産業者 が必ずいます。
あなたが見ている広告の会社が必ずしも情報元ではない のです。

情報元の会社は所有者等から依頼を受け、現地に行って調査し、査定等の作業を経て、価格を決め、世の中に情報を流していきます。
当然の事ですが、調査は一度だけではなく、役所等に行って法令などの調査をし、周辺を何度も何度も足で歩いて調査します。
ですから、情報元の会社は物件の事を一番知っています 。

しかし、その会社が、物件の地元企業ではない事 もありますよね。
当社の周辺の事で言えば、下松の不動産会社が周南市内の不動産情報の情報元ってこともあります。
地元企業の強み は後述しますが、やっぱり情報元は、所有者から直接いろんな話を聞いている はずです。
と言うか、密に直接連絡を取れるので、小さな情報でも聞ける立場にあります。

では、情報元が調査して公開している他人の情報を広告して何のメリット があるのでしょう？
それは、広告だけを見て気軽に問い合わせしてくる人を待ってる んですね。
話がうまく行けば仲介手数料までもらえちゃいます 。
他人の情報の横流しだけで手数料収入がもらえちゃう んです。
コピペして現地にも行かず 元手ゼロで沢山儲かりそうですね(笑)

でも、コピペで広告して、その不動産の事を詳しく知ってるんでしょうか？
その地域の事を良く知ってるんでしょうか？
周辺の人間関係 やコミュニティ 、危険箇所 や災害が起きそうな場所 、小学校や幼稚園の状況 のこと。
その物件のお隣 の事、自治会の事 や、住んだ後で相談に乗ってくれる地域の方々 の事。
もっと言えば、周辺で起こった事故や事件 、その地域の歴史 なんてどうでしょう？
前述した「地元企業」は、少なくともこれらの情報を知っています 。
地元と言っても、本当の意味での地元ですよ。
下松市も周南市も広いですからね。
みなさんも、いつも歩いている街のことは他の地域の人よりは知ってますよね。

他人の情報を勝手に自分の情報のように広告できちゃうなんて、無茶苦茶じゃないか！無責任だ！
と、思われる人もいらっしゃるでしょう。
ごもっともだと思います。

実は、国内の不動産情報は、日本の国から見れば「国土」 なんです。
日本の国土を取引しているのが不動産業者 です。
日本国民の財産を人から人へ上手く流通させるために、情報を上手く、そして速く回すために、この仕組みは考えられたんだと思いますが・・・
が。
情報を回している会社のモラルはどうなんでしょうか？
人は生まれながらに善であるという、性善説に基づいた法律が日本は多い ですが、大丈夫なんでしょうか？
本当の意味で国民の財産が守られているのでしょうか？

情報元が撮影した物件写真や、周辺施設写真なんかを許可もなく勝手に「右クリック！」して保存し、あたかも自社の広告に自分の情報のように 掲載 しているのを良く見るようになりました。
現地に行って物件を見ているのであれば、今の時代、誰でもスマホを持っているのですから写真撮影できますよね。

もうお気づきですよね。そうです。コピペ情報は・・・
「現地にも行っていない、物件なんて見た事もない！」 と思います。
元々土地勘が無いですから、全部コピペだと思っています。
たくさん 載ってれば載ってるほど、そう思います。

では、一般の方が、こんな状況から、どうやったら我が身を守れるのでしょう？
「噓も方便」「優しい嘘」 などと言う言葉もありますが、どの様にしたら我が身を守れるのでしょう？

世の中の不動産情報が、全てこのようにコピペで作られるのではありません。
このような無責任なコピペ不動産情報も沢山あるんだという事をご理解ください。